リールサイズの基準を知ろう
スピニングのサイズ表記
スピニングリールはメーカー各社でやや表記が異なるものの、「1000番」「2000番」「2500番」「3000番」などの数字で大まかなサイズが分かります。
たとえば、シマノやダイワでは「2500番」は、ライトソルトやバス釣りなどで幅広く使えるサイズです。
1000〜2000台
アジングやメバリングなどライトゲーム、エリアトラウト向き
2500番台
バス釣りやシーバス、エギングなど汎用性が高い
私は2500番台のボディをお勧めしています。
3000番台以上
大型のシーバスや青物、ショアジギングなどパワーを要する釣り向き
ベイトリールのサイズ感
ベイトリールは「○○サイズ」という明確な数字表記がない場合が多く、シリーズ名で判別します。各メーカーのラインナップやスプール径によって糸巻き量やパワーが異なり、軽量コンパクトなものからヘビーカバー狙いの剛性感あるタイプまでさまざまです。
小型ベイトリール
バス釣り、軽めのルアー用途、ライトSW（ソルトウォーター）のトップゲームなど
中型以上
ラバージグやビッグベイト、またシーバスや青物対応のソルト用途など
ギア比の選び方
ギア比とは？
ハンドルを1回転させたときにスプールが何回転するかを示す数値です。たとえば「6.3:1」であれば、ハンドル1回転あたりスプールが6.3回転します。「ハイギア（HG）」「ローギア（LG）」などと表現されることもあります。
ハイギアのいい点・悪い点
- メリット
- ルアー回収が速く手返しが良い
- テンポの良い釣りに向く（トップウォーターや回収多めの釣りなど）
- デメリット
- ギア比が高い分、巻き抵抗が強いルアーや大型魚相手だと巻きにパワーが必要
ローギアのいい点・悪い点
- メリット
- 重めのルアーを巻き続けるのが楽
- 魚とのファイトにパワーが出やすい
- デメリット
- ルアー回収や手返しはゆったり
「どんな釣りをするか」「ルアーの引き抵抗はどれくらいか」「手返しの良さが必要か」などを考慮し、ギア比を選びましょう。
ベイト vs スピニング
ベイトリールの特徴
- メリット
- キャスト精度が高く、障害物周りを狙いやすい
- パワーがあり、巻き取りのダイレクト感がある
- バックラッシュはあるものの、慣れると扱いやすい
- デメリット
- 風やルアーウェイトによってはバックラッシュしやすい
- 軽いルアーのキャストにはコツが必要
スピニングリールの特徴
- メリット
- 扱いが簡単で初心者でもトラブルが少ない
- 軽量ルアーのキャストがしやすい
- 様々な釣りに応用しやすい
- デメリット
- ラインの巻き癖や糸ヨレが気になる場合がある
- 逆転防止機構をオフにしない限り、ベイトリールのようなワンタッチブレーキがない
もし一本選ぶならどれにする？
スピニングリールの2500番
- 初心者の方や、幅広い釣りを1台でこなしたい人には2500番前後のスピニングリールがおすすめです。
- バス釣り、シーバス、エギング、ライトソルトなど、多彩なルアーゲームに応用できます。
- ギア比はノーマルギアかハイギアを選ぶと良いでしょう。最初はノーマルギア～ハイギア（5.0～6.0台程度）が扱いやすいです。
まとめ
リールは「サイズ」「ギア比」「ベイトかスピニングか」で選び方が大きく変わります。スピニングリールは汎用性が高く初心者向き、ベイトリールはキャスト精度とパワーに優れ中級者以上に人気。最初の1台としてオールラウンドに使いたいなら、2500番クラスのスピニングリールを選べば失敗が少ないでしょう。
釣りスタイルやターゲット魚種が明確になってきたら、用途特化型のベイトリールやスピニングリールを追加していくと、より快適に釣りが楽しめるはずです。ぜひ、試しながら自分のスタイルに合ったリールを見つけてください。
